アート縁日

R0016565.JPG

友人が「アート縁日」に出展しているというので、横浜ポートサイドに行ってきました。
「アート&デザインの街」をコンセプトにしているこの地区は、ハイライズマンション、海、大型商業施設に囲まれた、あたらしい、横浜らしい街です。
会場にはたくさんのブースが並び、そのひとつひとつに手づくりの「もの」が溢れていました。
作家は自分がつくりたい「もの」をつくり、訪れた人は自分の気に入った「もの」を購入する。
簡単な図式ですが、作家にとって、お客さんに作品を気に入ってもらえるというのは、もう、かけがえのない喜びなのです。
私も、わたしと同調したいくつかの「もの」を手に入れてきました。
この世にたったひとつしかない、と思うだけで激しい愛着がわいてしまいます。

時化

名称未設定 2.jpg

雨の中、大桟橋に行きました。
大きくうねったウッドデッキが、雨に濡れて、時化の波のようです。
直線の集積で曲線をつくる技にはため息が出ます。
わずかな海を挟んだ向こう側にはみなとみらいのビル群がそびえ立ち、
雨にけぶる夕暮れに、規則正しい明かりが灯っていきます。

カポナータよ。

Exif_JPEG_PICTURE

先日、イタリアンレストランにランチに入った。
よく利用するお店で、私の専用席まである。
カポナータの冷製パスタを頼んだ。
外の気温は34度。
午前中、ほとんど外と変わらぬ室温をもつ場所で仕事をしていたので、今日は冷たいパスタにする、と10時前には決定していた。
ここのカポナータには素揚げしたカボチャが入っていて、トマトの酸味とこれがまた合うのだ。
待つ間、きちんと冷えたたっぷりの野菜が頭のほとんどを占めていた。
口の中にはカポナータ用のよだれも湧き出ていた。
ウェイターの足音が傍で止まった。
読んでいた本を閉じ、テーブルに目をやった。
そこには激しく湯気を立ち上らせるパスタが鎮座していた。
揚げたてのイワシのフリットまで載っていた。
ウェイターが驚くほど、私は狼狽したらしい。
「つくりなおします」とコック長が言ってくれたが、「いやいやそれにはおよびません」と熱々のパスタをいただいた。
頭と口を占めていたカポナータからチャンネル変換するのがたいへんだった。
オーダーしたものと違うメニューが出てきても、いつも「これでいいです」とそれを食べてしまう。
こんな自分が好き。

二十世紀よ、何処に。

Exif_JPEG_PICTURE

二十世紀はどこにいってしまったのでしょうか。
最近、ぜんぜん見かけません。
梨の話です。
並んでいるものといえば、幸水や豊水ばかりです。
私が一番好きなのは二十世紀なのに。
先日、大手百貨店に見に行ったら1個700円でした。
びっくりです。笑うしかありません。
少し迷いましたが、さすがにそれは身分不相応だろうという結論に。
その後、夕食の材料を購入するべく近所のスーパーに足を運んだら、小ぶりの二十世紀が山積みされていました。
たまたま、ほんとうにたまたま、その日に入荷したらしく、1個118円。
目にもとまらぬ早技で、5個、カゴに入れました。
よかった。700円も出さなくて。
二十世紀はシャープな歯ごたえと、甘みよりも酸味が勝っているところが好きです。
とくに芯に近い方が好き。

最終日

e03a0cc8c9c24a81b3c7b1bcf9b2499a

今日が個展最終日でした。
「最終日はフェイドアウトするように静かに終わる」というギャラリーオーナーの名言があります。
今までの個展を思い返してみると、なるほど、静かに死にゆくように搬出作業に入るかたちが多かったように思います。
しかし、今回は最後までたくさんの方に来ていただきまして、ちょっとハイな状態で気持ち良く終えることができました。ネット上でしか言葉を交わしたことのない方々とお会いすることができたのも、その大きな要因のひとつです。
相変わらず一週間を通して穏やかな天気とはいかなかったのですが、お越し下さった方々の言葉や表情、お会いすることは叶わなかったのですが、皆様から贈られたお気持ちが、また新しい作品を生み出す原動力となります。
本当にありがとうございました。

本領発揮

faeaef3f8fa14ffa9d423ffacdeb4160

やはり雨男としての力量はこういうかたちで見せつけることになったわけです。
でもこれはどうなんでしょう。
台風直撃なんて。
個展史上最大の雨量になりそうです。
あんまりです。
自分の力を呪います。
それでも、昨日、今日と、この雨の中、会場に足を運んで下さった方々がいらっしゃいまして、感謝するとともに、たいへん申し訳なくも思ってしまうのです。

 

初日。生ハムと桃。

0ff50fb5498c4e51b118f2cf8f4ed535

展覧会初日。
お越し下さった方々、ありがとうございます。
いままでの個展、日曜はいつも最終日だったので、今日が搬出のような気がして仕方がありませんでした。
昨日、搬入したばっかりなのに・・・。
今展は、文字を「分解」して「再構築」している作品が主なので、そこに文字がひそんでいることが判りにくかったことと思います。一応まだ、モチーフは文字です。
お二人の方にそのことについての評論をいただき、会場に掲示していましたが、その評論を、「解りにくいので家に帰ってゆっくり読みたい」というお客様がいらっしゃいましたので、許可を得ることができましたらHPの方にアップしたいと思っております。

さて、終了後、近くのイタリアン/フレンチ料理店へ行きました。初めてのお店です。
そこで食べた「生ハムと桃」が絶妙。
メロンもいいが桃もいい。料理ジャンル、2007年最大の発見です。
でも、これはいい桃を使わないと最悪のケースに陥るのは必至、自分でつくることはないだろうという結論に。
いや、でもここのお店はすべてが美味しかったので、ちょっと贔屓にしようと思っています。
展覧会とは関係ありませんが、久しぶりの「当たり」なのでついつい。名前は教えられませんが(笑)。

明日から木曜までギャラリーオーナーの加藤さんが詰めてくださいます(加藤さん、いつもすみません。よろしくお願いします)。お時間がありましたらぜひお立ち寄りください。

画像がアップされていたり、されていなかったりするブログですが、すべてアップする手順を踏んでいます。基本的にすべてのノートに画像はあります。
うまく表示されるようになるまで、皆様いましばらくお待ちください。

明日より。

R0011411.JPG

搬入、無事終わりました。
ギャラリーツープラス加藤さん、ありがとうございました。

雨男の本領発揮とはならず、天候には恵まれる。
ヘルプに来るはずだった弟が仕事でキャンセル。ばか。
重たい額をひとつずつ、3階の部屋から階段で下ろすのに一苦労。暑くなかったのに汗びっしょり。
渋滞もなく1時間ほどでギャラリーに到着。
いつものように着いてすぐにトイレ直行。
出る前にはお茶を飲まなきゃいいのに、といつも思う。でも飲んじゃう。
額を吊り終わって、オーナーが一言。
「ブログが表示されるのが遅くなりましたね。3回に2回は遅くて閉じちゃう」
「あ、やっぱりそうですか。すいません」と謝る。
私のMac環境が悪いわけではなかったことに安心しながらも、すでに見つけてあるところに引越するかどうか真剣に悩む。
でも、2年以上もここでやってきたわけだしなぁ、とも思う。
早く改善してくれればいいのに、とも思う。
帰ってきてほっとしてすっと寝る。軽く。
フルーツメインの江國香織風夕食を。
眠れずにこんなものを書いている。

さて、あと8時間ほどになりました。
よろしかったら是非お越し下さい。

個展までマイケル・チャン

R0011405.JPG

展覧会まで、一週間を切ってしまいました。
毎回、この最後の週は、作品もすべて完成し、額を吊るための金具の取付け、額装などで過ぎていきます。
ということになればいいのですが、まだまだ筆を動かしています。いつものことです。
往生際の悪い性格なので、ぎりぎりまで作品を描くつもりです。
極々一部の方々には美術界のマイケル・チャンと呼ばれているようです。
誰も知りませんよね、マイケル・チャン。
最後まで諦めない、私のもっとも好きなテニスプレーヤーの一人です。
とりあえず、彼のようにもう少し粘ってみます。

いつのまにか巻爪になっていました。かなり痛いですね、これ。

Exif_JPEG_PICTURE

自動製氷機フル稼働です。
休みの日なんか一日2回の水の補充でもまだ足りません。
それ以上しようにも製氷速度が追いつきません。
限界らしいです。
熱いお茶を冷やすのに90パーセント。
料理、他に10パーセント。
だいたいこんな感じです。
超過需要。
市場では価格上昇圧力が発生するところですが、私だけだし、市場じゃないし。
ま、いいや。
はやく涼しくなりませんかね。