夜の花

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近所の沈丁花が終焉をむかえた。
2週間ほど、その前を通るたびに濃厚な香りに包まれた。
以前のノートにも書いたが、香りは夜になると、より際立って感じる。
雨上がりの夜など、湿り気が加わって、ねっとりとした粒子が体にまとわりついてくる。

沈丁花からバトンを受けるようにして、桜の花が咲き始めた。
毎年思うのだが、夜に見る満開の桜はおどろおどろしい。
満月の下、百歳を超える老婆が腰まである長い髪を振り乱して踊っているような感がある。
生命力の凄さはあまり夜に見たくない。

タマネギの逆襲

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昨日、思いたってオニオングラタンスープをつくった。
調子にのってタマネギを5個もスライスし、吉田修一の「ひなた」を読みながら、飴色になるまでひたすら炒めた。

途中省略。

食事を終えた後、他の部屋で他の些事を処理してキッチンに戻ると、炒めたタマネギの強烈なニオイが充満している。
換気扇をまわしっぱなしにしていたのだが、まったく歯が立っていない。
つくっている時、食べている時はまるで気にならなかったが、食の欲求を満たした後はいまいましい感じさえする。

夜、近所のコンビニに行った。タマネギ臭が自分の体にまで染み付いていそうで、他のお客さんと微妙な距離を保ちながら買い物にいそしんだ。

あれから24時間以上経つが、いまだにうっすらと臭う気がする。

なってはおりません。

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私が洟をすすると、大きく分けてふたつの反応が返ってきます。
眉尻を下げ、憐れみの眼で私を見る反応と、
きらきらした眼を私に向けた後、小憎たらしい笑みを浮かべながら同じように鼻を鳴らしてみる反応と。
前者は、まだ花粉症の魔手から逃れている人たちで
後者はもちろん、既に発症している人たちの反応です。
前回のノートで、気合いで治すなどと書きましたが、私は花粉症になったことを認めないことにしました。
私は花粉症になってはおりません。
ちょっとした、逆説的「シュレディンガーの猫」です。

花粉症

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どうやら花粉症になってしまったようです。
最初は、また風邪か!と思っていたのですが、鼻づまり感があまりにも長引いているため、いつもの独断で花粉症と決定しました。
この間のインフルエンザといい、こんなかたちで素人判断ばかりしていると早死にするのでしょうね、きっと・・・。
とりあえず、気合いで治そうと思っています。
アレルギーを気合いで治癒。
できたら本でも書こうと思っています。