ヒアルロン酸を注射。美容のためではない。

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三週間ほど前から右膝に激しい痛みがあり、先週、クリニックでレントゲンを撮ってもらった。
よほどのことがないと医者に行かないのだが、さすがにこれはまずいと判断した。
半月板がだいぶ擦り減っていて、健常者の膝と比較してみると、関節間が5分の1ほどになっていた。
そして今日、ヒアルロン酸ナトリウムを膝に直接射ってきた。
注入する前に、薬剤をしっかり把握しておこうと思い、担当医にいろいろ訊いた。
効能、効果はもちろん、禁忌、副作用、有効成分、添加物、pH、分子量、予後のことなど。どうでもいいことまでいろいろと。
どれくらい痛いのか両手を広げて表現してももらった。汗がにじんだ。
小・中学生の頃、ずっと出席番号が一番だったこともあり、人より先に注射してもらうことに快感を見いだしていたが、もういいかげん大人だし、先生の前には私ひとりしかいないので、強がる必要性はまったく無かった。
ぎゃあぎゃあ喚きながら、膝の横から膝蓋骨の裏に針が入っていくのを見た。
針先が関節間に到達すると、25mgの液体を5秒かけて注入。
クリニックに来る前に思いがけないところでもらったチョコレートのことだけを考えながら、ひたすら我慢した。
この注射を一週間に一度、五回にわたって受けなければならない。
たぶん来週以降はチョコなどもらえないので、今から憂鬱だ。

茶器。雨の北鎌倉

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陶芸家の友人の作品展があった。
薄曇りの北鎌倉。
昨年と同じ場所。初夏から秋に時期は変わった。
会場に向かう途中、電線の上をリスが走っていった。
十月もあとわずかとはいえ、まだ濃い緑に囲まれた高台にギャラリーはある。
茶碗をふたつ手に入れた。
先日、画家Yさんの奥さんに点ててもらったお茶が美味しくて、抹茶と茶筅を購ったのだが、手ごろな器が無く、今日を心待ちにしていたのだった。
会場のテラスで紅茶をいただいた。
涼しい風が吹きはじめたと思ったらにわかに雨が降り出した。
雨にけぶる鎌倉の山並みもまたいい。
帰りはあいにくの空模様になってしまったが、まるで気にならなかった。

ホクロ

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今日ホクロができた。もしかすると昨日できたのかもしれないが私にはわからない。
と、カミュの「異邦人」冒頭モノローグ風に書いてみましたが、左手首に記憶にないホクロがありました。
写真でぎりぎり確認できるくらいの、直径1ミリにも満たないごく普通のやつです。
最初は、墨?絵具?と思いました。
生をうけてから、あるいは幼少の頃からそこに在って、ずっといままで私に発見されずにいたものなのか、それともここ最近出現したものなのかはっきりしません。
ホクロなんてまるで気にとめない存在ですが、一度気になると、なにかしら良からぬ相談を周囲の仲間としているようで不気味です。

チェロ四重奏

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チェロ四重奏。
甘美な響きとイメージを伴う語ですが、それを構成する部員によっては「バイオハザードレベル4」とか「魔女裁判」だとかに匹敵するネガティブなパワーをもってしまいます。
直截的に言うと「エボラ感染」とか「拷問死」と同じ語義になります。
手に負えないのは、これが、パスツール研究所や世論ではどうすることもできないところにあるのです。
すべての責任は私にあります。
だって、あとの三人のうち、一人はプロ、のこり二人もベテランですから。
さすがに半音ハズす人はいませんよね。
さすがに8分音符はしょる人はいませんよね。
さすがに演奏中に明日の晩ご飯のことを考える人はいませんよね。
さすがに一番近くに座った若いカップルのことが気になって気になって仕方がなくなる人はいませんよね。
こんな感じで3曲弾きました。
聴きに来た人たちが悪いんだかんね、ぐらいの開き直りがありました。
終わったあと、顔をあげてご挨拶できませんでしたけれど。

線の旋律。色の旋律。

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すこし大きな作品を描き上げ、納品しました。
何度も描き直しましたが、この作品を完成させるまで、一貫して聴き続けた曲があります。
額装して眺めてみると、その曲の旋律がいたるところに見えてきます。
匂いが記憶をよぶように、筆の運びや色の流れがそうしてくれるのでしょう。
納品を終えた後、その曲を聴いてみると、今度は、もう手もとにないその作品の姿が逆にうかびあがってくるのです。

アーティストと結婚

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日曜日、友人のコンサートに行ってきた。
画家仲間のYさんと、チェロとピアノの二重奏を2時間ほど堪能。
その後、演奏者・スタッフの打ち上げに参加し、場所を変えながら終電近くまで飲んだ。
人数も少なくなった最後のお店で、アーティストは、その生き方を理解してくれるアーティストと結婚するのが多い。という話題になる。
専業主婦の妻をもつと、「なんであんた昼間から家にいるのよ」ということになるらしい。
Yさんの奥さんは某航空会社の現役客室乗務員。かなり素敵なご夫婦である。
アーティストと客室乗務員という組み合わせは多いという。
奥さんが外で仕事を持っていて、なおかつ留守がちであればうまくいくということか・・・。
Yさんは最後の席までいなかったが、残ったものだけでそんな結論になった。

あ、ちなみにわたくし昼間は仕事に出ていますから。