訂正です。

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「展覧会です」のエントリーで、開場を11時からと書いてしまいましたが、12時からの誤りです。
お詫びして訂正させていただきます。
尚、最終日は17時までとなっております。ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

展覧会です。

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展覧会を9月2日から、銀座の「ギャラリーツープラス」で開きます。
今回は日曜から土曜までの7日間、11時から19時までです。
「depth / deconstruction」などというものものしいタイトルがついていますが、お気軽にお越し下さい。
日、金、土と在廊しておりますので、月、火、水、木が狙いめかと。

DMご希望の方はメールにてお知らせください。
早急にお送りいたします。

モンモンブリーフ(後)

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その夜は風が強かった。
「照明は21時ちょうどに完全に落とすこと」という項目がモンモンブリーフの中に存在した。
だが、その日は生徒さんのコンタクトレンズが紛失するというハプニングがあって、5分ほど21時をオーバーしてしまったのだ。
照明を消してすぐに、あの、けっこういい人と評価された「若い衆」がやってきた。
静かなロビーに彼の怒声が響き渡る。
親分に命をかけて仕えているという、彼の生き様が見えた。
プロだ、と思った。
すぐに菓子折り<松>を持って、責任者が親分宅に出向くことに。
モンモンブリーフのその項は、「照明は21時ちょうどに『何があっても』完全に落とすこと」とすぐに書き改められた。

私が学生のころの話です。今はその親分も引越しされたようです。

モンモンブリーフ(中)

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豪邸には親分に仕える方が何人もいて、その中の幹部クラスと思しき人が入会することとなった。
その方はいつも若い衆を連れてレッスンに来るようになった。
若い衆は一目でそっち系と判る姿で、兄貴のレッスンが終わるまでずっとロビーで待っているのだ。
彼はじっと黙ったままでは雰囲気が悪くなるだろうと察したのか、それとも彼本来の持ち味だったのか、フロントやその他のスタッフに親しく話しかけたりするようになった。
「なんだ、いい人じゃん」
「いたってフツー。好青年」
などという評価が彼になされ始めたときの出来事だった。(つづく)

ブログに写真をアップできなくなってしまいました。
引っ越そうかと考えているのですが、どこかいいところあったら教えてください。

モンモンブリーフ(前)

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T線J駅から徒歩10分ほどの高級住宅街の中にそのテニススクールはあった。
すぐ隣には、高圧線を高くはりめぐらせ、監視カメラがいたるところにある「その筋」の親分の大豪邸がでんと建っていた。
テニスコートができる前からその親分宅はあって、スクール開校にあたり、騒音や照明などに関するいろいろと細かなトリキメがかわされたらしい。
そんな経緯があって、親分一家をできるだけ刺激しない運営を説いた、門外不出の超極秘マニュアルが、そのテニススクールには存在した。
私たち学生コーチの間で、その書類はモンモンブリーフと呼ばれていた。

曰く———-。

<ラリー(ボールの打ち合い)中にアドバイスするときは、できるだけ身振りで。やむをえず声を出さなければならないときは、本人がぎりぎり聞こえる音量で。>

<コーチが生徒を集めて話すときは、各コートの、親分宅からいちばん離れた場所に生徒を集合させ、なおかつ親分宅に背を向けて、できるだけ小声で話すこと。>

<ナイスショット等が決まって、生徒が喜んだときはすぐに静かにさせること。コーチは拍手のジェスチュアでそのショットを褒めること。>

<レッスン中、親分宅はできるだけ見ないようにする。もし、万が一、中の人と目が合ってしまったら、爽やかな笑顔で会釈し、自然な感じで目をそらすこと。くれぐれもじっと見たりしないこと。>

などなど・・・。(つづく)

フィクションとしてお読みいただければ幸いです。

筆巻きと万年筆

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先日、注文していた筆巻きが届いたという連絡があった。
4色の筆巻きがあってさんざん迷ったが、けっきょくシンプルな黒を選んだ。
あたたかみのある乾いた麻布と、つめたく硬い革ひもの感触が対照的でここちよい。
長年連れ添ってきたウォーターマンの万年筆2本と、叔父の遺品のモンブランを挿してみた。
某放送局の編成で30年以上にわたって使用されてきたそのモンブランは、ウォーターマンの隣には軽々しく挿せない貫禄がある。

プチラパン

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ルノートルのプチラパンというパンに今はまっています。
プチラなパンではなく、プチなラパン(うさぎ)です。
生地に2カ所、ハサミで切り込みを入れて、焼き上がりがうさぎの耳に。
でも、ほとんどがうまく耳が立っておらず、野ネズミのようになっています。
ドライドフィグとクリームチーズのハーモニーが絶妙。
まとめて10個とか買ってきたりします。一人なのに。
先日、夕食後に一気に5個食べたら、数分後に胃もたれがして気持ち悪くなりました。
赤ワインと合うだろうなぁ、と思いつつ、それほど合わない緑茶で食べています。

デュシャンとポロック。デリダは遥か彼方。

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(注)できるだけ上品に書くことに努めますが、内容が内容だけに、若干お下品になってしまいます。その手のお話が苦手な方はページを閉じてくださるようお願いいたします。また食事前、食事中の方もご遠慮くださるようお願い申し上げます。

先日、ある美術館の中の個室に入りました。
自動洗浄機能のついたそこで私はひとときの哲学に耽ります。
デリダなんかに思いを馳せていたときでしょうか、隣に入室された方がいました。
咳払いから察するに、50代くらいのエグゼクティヴと思われます。
そのお方は、所定の位置に座すやいなや、自動洗浄の発水ボタンをONに。
はやっ!と思いました。
そして、その生あたたかな水を浴びながら、おもむろにそのお方も噴出し始めたのです。
大です。それも固形ではありません。あきらかに液状の音です。
液体と液体がせめぎあう音。途中、破裂音も加わります。
(擬音描写したいのですが、自粛します)
デュシャン(Fontaine参照)ポロックがコラボした作品が目に浮かびます。
汚れたノズルがそのまま格納されることを考えると、目の前が真っ暗になります。
やめてー!と言いたくなります。
私の頭の中は、隣の方の生い立ちとか、家族とか、仕事とか、習慣とか、趣味とか、嗜好とかを想像することに占められました。デリダなんか遥か彼方です。
これ以上、隣の方が奏でるノイズに身をさらすことは危険と考え、急いで身支度をし、いまだ洗浄ノズルから出続ける水の音を聴きながら個室を出ました。
去り際、そのお方が私にさようならを言うかのように、ブヒィ!と鳴いてくれました。

うーやきがあす

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沖縄の「うーやきがあす」という油菓子をいただいた。
もう、パッケージからしてふるっている。
菓子のひとつひとつは、豚の耳のようなかたちで渦巻き状の模様が。
主原料は、小麦粉、卵、牛乳、黒糖、バター、生姜。
たまに生姜の繊維がたっぷりと表面上に浮いているのがあって、もう豚の耳にしか見えなくなってくる。

はじめて食べたが、どこか懐かしい味。